文化学園大学 講師
住居デザイン研究室
と
を専門にしています。
日本における近代の都市環境が、どのように形成されてきたのかを研究しています。
近代以降に成立した施設のあり方から考える方法を採っています。
現在は、主に娯楽施設の研究を行っています。
また、郊外の行楽地や住宅地の歴史も、主要な研究課題です。
近代都市の施設
明治以降の都市は、新しい施設の導入によって変貌したといっても良いでしょう。
近代社会を支えたのは、駅、港、役所、学校、オフィス、公衆浴場、理容室、百貨店、カフェ、料亭、遊園地など、新しい概念の下に成立した施設です。
当時の人々が、こうした施設をどのように受け入れ、咀嚼し、活用していったのかを見ていきます。
住宅・住宅地
住宅も都市施設のひとつとして捉えられます。同潤会が主導したアパートメントハウスなどは、高層居住、共同居住というあり方を提案し、都市生活を変え得るものでした。戸建住宅も住宅地の開発という、都市的なスケールを基盤に成立しています。郊外では、娯楽施設を設置し、行楽と抱き合わせて開発される場合も少なくありませんでした。
基礎設計製図
(1年通年)
建築やインテリアのデザインに必要な図面表現の基礎を身につけることを目的とする。図面と空間の関係を学び、図面を「読む」力をつけるとともに、製図のテクニックやルールを修得する。具体的には、模型づくりを介しつつ図面を作成したり、実在の小住宅の平面図、矩計図、立面図、展開図のコピーを行う。
住居演習 I
(3年通年)
前期は、都内に残る歴史的建築物の隣接地に関連施設を設計することを通して、当時のデザインのあり方や、それが現代にも生かされるためのデザイン手法を学ぶ。具体的には、レクチャー、見学会、当該建物の模型を作製することを通して、そのデザイン性を学ぶ。そのうえで、隣接する敷地に当該建物のデザインを意識した建物を設計する。後期は、実寸の展示空間や食事空間を共同で制作しながら協調性を養う課題と、研究や設計の進め方について方法論的に学ぶ個別課題を行う。
住居演習 II
(aグループ)
(4年通年)
建築や都市空間をデザインする際に、その土地の文脈(コンテクスト)を解読する作業は必須条件である。歴史を秘めた魅力ある江戸〜東京の町を舞台として、自らの足で情報を集め、その特徴を捉え、活かしていく自由な提案を試みる。演習では、グループワークにより土地毎の魅力や問題点を現地踏査から発見してその特徴を捉え、求められた課題を想定、個人ワークでその魅力を拡大し、問題点を解決する提案を自由に想定し、人々に有効にアピールするプレゼンテーション制作を試みてみたい。
住居演習 II
(bグループ)
(4年通年)
一定量の市場・普及を前提とした“商品化住宅”の考え方・方法論を通じて社会資産としての住宅、住文化を意識した住宅設計を学ぶ。具体的には、想定した複数のエリア・敷地における外構計画を含む<企画・設計提案書>を作成する。
卒業研究
(4年通年)
1年間を通して各自のテーマに沿った卒業研究に取り組み、論理的な思考力、客観的な分析力、提案の構想力と表現力などを養うことを目的とする。研究テーマは、建築、住居、インテリアに関する幅広い分野から、各自の視点や問題意識に基づいて設定し、担当教員の指導を受けながら、各自が主体性をもって研究を進める。最終的な成果は、論文としてまとめ、さらに論文に伴った実物製作および設計を行うこともできる。
大学院修士課程
住環境学特論
(研究方法論)
(M2年半期)
住環境学に対する様々な研究方法を通して、住環境学の研究領域とその現状を把握し、加えて、新しい住環境学のあり方を探ることを目的としている。
住環境デザイン史C
(近代都市史)
(M1年半期)
近代における都市の変容過程を、ハード面を足掛りに探求する。道路割の変化、学校やデパートメントストアなど各種施設の導入、近郊行楽地や郊外の成り立ちなどを取り上げ、身近にある環境が歴史の中で形成されてきた経緯を考察する。また、その歴史を留める遺構を次代に継承する意義と手法について先行事例を通して学ぶ。
10+1別冊 20世紀建築研究
INAX出版
1998年10月
共著
図説・近代日本住宅史鹿島出版会
鹿島出版会
2001年2月
共著
消えゆく同潤会アパートメント
河出書房新社
2004年1月
共著
「明治大正昭和初期の日本における遊園地の概念と実態
−近代都市における娯楽施設の成立に関する研究−」
2000年3月
<学位論文>
「都市型中高層建築のファサードにおける形態構成
−ヴォリュームの複合から見た建築の構成形式に関する研究(3)−」
日本建築学会計画系論文報告集496号
1997年6月
<共著>
「「遊園地取締規則」に見る明治・大正期の東京近郊の遊園地の概念
−都市娯楽施設の史的研究−」
日本建築学会計画系論文報告集506号
1998年4月
<共著>
「明治・大正・昭和初期における東京近郊の遊園地の実態
−都市娯楽施設の史的研究−」
日本建築学会計画系論文報告集518号
1999年4月
<共著>
「「觀物興行塲並遊覧所取締規則」と「觀物塲及遊覧所取締規則」にみる大阪近郊の遊園地施設の概念 −都市娯楽施設の史的研究−」
日本建築学会計画系論文報告集536号
2000年10月
<共著>
「海浜遊園地ブラックプール・プレジャービーチの成立と展開」
日本建築学会関東支部研究報告集
2000年3月
<共著>
「「觀物興行塲並遊覧所取締規則」と「觀物塲及遊覧所取締規則」にみる大阪近郊における遊覧所の概念」
日本建築学会関東支部研究報告集
2000年 3月
<共著>
「戦前期におけるあやめ池遊園地の開発と変容」
日本建築学会関東支部研究報告集
2001年3月
「都市型中高層建築の構成と外形表現 -建築の外形構成に関する研究(1)-」
日本建築学会大会梗概集
1995年8月
<共著>
「都市型中高層建築の構成類型とその修辞 -建築の外形構成に関する研究(2)-」
日本建築学会大会梗概集
1995年8月
<共著>
「東京駒込に遺る鉄筋コンクリート造共同住宅の建設経緯と建築の概要」
日本建築学会大会梗概集
2001年8月
<共著>
「戦前期の浦和における宅地化の進捗とアトリエ村の形成」
日本建築学会大会梗概集
2002年8月
<共著>
「浦和鹿島台に遺る奥瀬英三氏のアトリエ建築について」
日本建築学会大会梗概集
2002年8月
<共著>
「歴史的集合住宅の継承と再生に関する研究
−江戸川アパートメントの再建に向けて−」
研究年報No.29(住宅総合研究財団)
2003年3月
<共著>
「遊園地・宝塚新温泉が形成した娯楽空間の史的理解」
市史研究紀要たからづか
2003年11月
「同潤会の独立木造分譲住宅事業に関する基礎的研究
−遺構調査を中心に−」
研究年報No.30 (住宅総合研究財団)
2004年3月
<共著>
「明治後期から昭和初期の大阪近郊における遊園地と花柳街
−都市娯楽施設の史的研究−」
日本建築学会大会梗概集
2004年8月
「戦前期における東京近郊の住宅地化に関する研究
〜岩淵町第一・第二土地区画整理事業について〜」
日本建築学会関東支部研究報告集
2005年3月
<共著>
卒論テーマ 一覧
2004年度
2003年度
2002年度
2001年度
2000年度
吉澤 繭子
ランドスケープ手法による富士見公園の再生計画
秋元 佑子
遊園地・花月園における娯楽要素と経営の変遷
沖 寛奈
明治末から昭和初期における千葉の市街化に関する研究
橋爪 沙織
今井兼次の建築作品における意匠的特徴について
安斉 智香子
明治末から昭和初期の都市近郊における温浴施設を主とした娯楽場建築の研究
大木 香澄
近代における小田原城址の敷地利用の変遷に関する研究
中野 智子
大正から昭和初期における市街化と公衆浴場の立地について
−東京府荒川区を事例として−
増 恵理子
自然、建築、地域をつなげる外構空間のかたち
金子 藍子
60年代〜70年代の日本における建築表現としてのカプセルに関する研究
村田 沙穂
チャールズ・レニー・マッキントッシュの建築における内外観の立面構成の手法
林 美希子
開かれたミュージアム −子供・大人・障害者などのために−
橋口 和枝
戦後の東京における銭湯の内部空間の変化に関する研究
石黒 芙束
ル・コルビュジェの建築における光の扱い方に関する研究
田邉 佑美
昭和初期の東京市における商店街の街路空間の構成に関する研究
渡邊 泰世
戦前の事務所建築におけるエントランスの空間形式に関する研究
小島 環
地方都市公園内における遊園地施設の再生
渡邊 愛
アトリエ村の形成から見た戦前期の浦和における郊外住宅地化に関する研究
北崎 千草
近代東京における下水道施設の発達と衛生環境の変化に関する研究
大塩 史
昭和初期の横浜におけるRC造の集合住宅「互楽荘」の建設経緯とデザイン
小楠 奈津子
昭和初期における「職業婦人」のための福祉施設に関する研究
赤塚 恵
谷端川緑道公園の改善計画 −地域施設と連繋した公園の提案−
山原 ゆかり
都市の地下空間における空間構成とサイン計画の関係
竹中 瑞枝
多摩田園都市・美しが丘地区における住宅地の景観に関する研究