【入 選】建築新人戦2025
update 2025.11.28
「建築新人戦2025」において、建築・インテリア学科の学生3名が入選いたしました。
建築新人戦は、大学1~3年生のほか、短期大学・専門学校・高等専門学校の学生が学校で取り組んだ設計課題作品を対象に実施する日本最大規模のコンテストで、2025年度は1,000件を超える応募がありました。
建築新人戦2025![]()
@kenchikushinjinsen

16選
小林 舞
造形学部 建築・インテリア学科 3年

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小林さんのコメント
この度、建築新人戦で16選に選出されました。昨年も優秀賞をいただきましたが、今年も入選者の受賞式の場に立てたことを嬉しく思います。今年の審査会場では、昨年とは異なる個性や建築思想が込められた多様な作品に出会い、刺激を受けました。
今回の作品は、「月の裏側」と題した美術館の設計であり、芸術作品を鑑賞する行為そのものを捉え直すことを試みました。芸術作品は目の前に立ち現れる表象だけでなく、その背後にある作家の時間や思考、感情といった文脈までも想像できる空間を目指しました。
審査員の木村松本建築設計事務所の木村吉成先生からは、「作者と鑑賞者の関係を等価に扱い、主体と客体の関係を崩すことで、鑑賞者が主体的に力強く生きていくことを喚起させている」との講評をいただきました。
今後も、建築や造形がもつ多様な可能性を探りながら、丁寧に建築作品へと昇華させ、より多くの方々に自らの思考を伝えていくことができるように努めていきたいと思います。最後に、応援してくださったすべての方々に心より感謝申し上げます。
◆小林さんは、今年度開催された「建築学縁祭2025 ~Rookie選~」で100選に入選、設計展Flap2025では金賞を受賞しました。
100選
松本 航希
造形学部 建築・インテリア学科 2年

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松本さんのコメント
建築新人戦では100選に選出していただきました。入選者発表の際、全国から集まる学生のリストの中に自分の名前があることが信じられず、発表を見た瞬間はただ嬉しくて、しばらくその画面を見つめていました。初めて取り組んだ全国規模の設計コンペの場において、これまで積み重ねてきた思考や時間が少しでも評価されたことが、何よりの励みになりました。
今回出展した作品は、「森居」というテーマのもと、明治神宮に隣接する敷地を設定とし、“つながりを生む余白”のあり方を住宅に取り入れ、二世帯間における家族関係の希薄化を解消することを目指して設計に取り組みました。制作の過程では、私がこれまで考えてきた、“建築と人との関わり”を如何に空間として表現できるかを模索し、幾重にも試行錯誤を試みました。
100選から上位賞を選出する審査会場では、実際に、全国から集まった学生たちの作品を間近に目にし、その完成度や思考の深さに圧倒されました。特に、8選に選出された方々のプレゼンテーションや審査員との議論は、彼らの建築に対する姿勢や態度そのものが伝わってきて、自らの未熟さを強く感じると同時に、強い刺激を受けました。
今回の経験を通して、「もっと建築を考えたい」という純粋な衝動が生まれました。今後も一つひとつの設計に真摯に向き合い、学びを深めていきたいと思います。最後に、この作品の制作過程で多くの時間を割いてエスキスをしてくださった先生方や先輩方に、心より感謝申し上げます。
◆松本さんは、今年度開催された「建築学縁祭2025 ~Rookie選~」で100選に入選、住宅課題賞2025建築系大学住宅課題優秀作品展に学校代表として出展し、公開審査ディスカッション作品に選出されました。
岩下 みのり
造形学部 建築・インテリア学科 2年

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岩下さんのコメント
初めて住宅の全てを設計した作品で、100選に選出していただき、とても嬉しく思っています。さらに、初めての全国規模の学外設計コンペへの挑戦で、入選者のほとんどが3年生の中、2年生である私の作品が100選に選出されたということも嬉しかったです。
今回、私は「結末に寄り添う家。」と題して、使用する部屋を家族の固定された誰かの空間と規定するのではなく、使用者がその時々の心の動きに合わせて部屋を決めることのできる住まいを提案しました。人の心に寄り添う空間が屋外の刺激を受け入れ、内部空間から人の心の温かさを地域に送り出されるといった、人の気持ちの優しい連鎖が巡ることを目指しました。
100選に選出された作品が整然と並ぶ展示会場には、全国から選ばれた製作者の思考やこだわりが込められた魅力が伝わってきました。緊張感のあるその会場を見た時、自らの作品が展示の一部となれたことを実感したと共に、誇りに感じました。
作品の製作中はたくさん悩み、もがきましたが、丁寧なご指導をしてくださった先生方や共に励まし合った友人、そして、どこまでも温かく見守ってくれた家族に支えられたからこそ、この作品を完成させることができました。この場をお借りして、ご指導・ご支援をしてくださった皆さまに心より感謝申し上げます。来年も選出していただくことができるように、さらなる高みを目指し、努力し続けていきたいと思います。
◆岩下さんは、今年度開催された「建築学縁祭2025 ~Rookie選~」では100選に入選しました。
建築・インテリア学科:奥村誠一准教授から

建築新人戦は、1000件を超える応募のある、全国の3年生までの建築系学生を対象とした設計課題案のコンペである。その一次審査を通過した100選の中に、今年度は本学から3名の学生が選出された。3名以上の入選者を輩出する大学は全国でも数校に限られており、本学における今年の成果は、まさに快挙といえる。
入選者のうち、3年生の小林さんは美術館の設計課題案で16選に選出され、昨年度の優秀賞(第2位)に続く連続上位入選という素晴らしい成果である。また、2年生の松本さんと岩下さんも、初めて建物全体の設計に取り組む住宅課題案での入選を果たし、来年度に向けてさらなる挑戦への意欲を見せている。学生たちのコメントからも、設計への真摯な姿勢と前向きな成長意欲を感じた。
前期課題の終了後も、夏期休暇を返上して作品のブラッシュアップに励むなど、各自が建築に対する独自の視点と探求心をもって設計に取り組んでいた。こうした地道な努力の積み重ね、そして、学年を越えた交流や互いに刺激し合う関係性が、今回の結果へとつながったといえるであろう。
近年、本学では学外設計コンペでの入選が続いており、学生たちの設計力・表現力の確かな向上が感じられる。今後もこの流れを継続し、より充実した制作環境を整備していくことで、次なる成果へとつなげていきたい。
皆さんの努力と情熱を心から讃える。最後に、みんな、本当におめでとう。

入選発表の様子
関連LINK
造形学部 建築・インテリア学科![]()
造形学部年間活動報告集『BZ』![]()




