【建築・インテリア学科】「住宅課題賞2025」学校代表となった学生作品が公開審査ディスカッションに選出されました
update 2025.12.09
「住宅課題賞2025」において、学校代表として出展された松本さんの作品が、公開審査ディスカッションに選出されました。
一般社団法人 東京建築士会が主催する「住宅課題賞」では、関東圏の建築系大学から選出された住宅課題の優秀作品が展示されます。さらにその中から審査員によって選出された作品には、出展学生との公開審査ディスカッションが行われます。
住宅課題賞![]()
松本 航希
造形学部 建築・インテリア学科 2年

プレゼンボード ▲画像クリックでPDFファイルが開きます
松本さんのコメント
このたび、2025年度住宅課題賞に本学の代表として選出され、公開審査会に参加しました。関東の42大学56学科から代表者が集まり、順位を競うコンペではなく、作品を通して議論を深めるレビュー形式で行われました。
今回提案した作品は、「森居(しんきょ)」というタイトルの二世帯住宅です。明治神宮の森から着想を得て、渋谷区代々木、都市と森の狭間に位置する敷地を設定としました。親世帯・子世帯の暮らし方の違いを、都市と森の関係に重ね合わせ、両者が感覚的に繋がる“森の余白”を住宅に取り込むことを目指しました。森のエレメントを建築スケールに置き換え、光・風・段差・くぼみといった要素をコラージュのように重ねながら、気配で繋がる住まいを提案しました。
レビューの中で、審査員の増田信吾+大坪克亘建築設計事務所の増田信吾先生から、「コラージュという手法の中で、よくある雑多な構成ではなく、空間としての連続性を持ちながらまとまりのある手法で良い。910グリッドの尺モジュールを用いている点も的確で、この手法は美術館などにも応用できそう」と講評をいただき、自らの思考過程や設計姿勢が評価されたことを心から嬉しく思いました。
さらに、一次投票では都留理子建築設計スタジオの都留理子先生から1票をいただき、全体の12人に選出していただきました。結果として、最終の6人には残ることはできませんでしたが、この経験を通じて、自らの設計を他大学の学生や審査員の方々と共有し、対話を重ねられたことが何より貴重な学びとなりました。
最後に、この作品の制作過程で多くの時間を割いてエスキスをしてくださった先生方や先輩方に、心より感謝申し上げます。
◆松本さんは、今年度開催された「建築新人戦2025」で100選に入選、「建築学縁祭2025 ~Rookie選~」では100選に入選いたしました。
建築・インテリア学科:趙晟恩准教授から

2年生の住宅課題において、都市の変化と森の不変性という対比を手がかりに、二世帯住宅における「気薄さ」というテーマを丁寧に読み解いた提案である。住まいにおける普遍的な価値を大切にしつつ、森がもつ“余白”の要素を空間に取り込むことで、両世帯が干渉しすぎず、緩やかにつながる関係性を構築している。その発想は、都市と自然の共存を見つめ直す独自の視点に基づいており、空間構成にも明快な説得力が感じられる。
審査会では、森の居心地のよさや自然の魅力を住宅空間にコラージュしていくプロセスが高く評価され、構成や造形においてもしっかりとしたまとまりがある点が審査委員より称賛された。
今後は、こうした繊細な感受性と構成力をさらに発展させながら、より多様なスケールや社会的視点を取り込んだ建築提案へと展開していくことを期待したい。
関連LINK
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