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リサイクル推進プロジェクト
目的
環境を配慮した、新たな社会を構築する能力をもつ人材を育成するカリキュラムを導入。
内容
(1)Tシャツを回収しバイオエタノール燃料へ
平成22年度には、文化祭の時期と併行して回収ボックスを設置し、Tシャツを中心とした綿製品を回収しました。それらは、(株)日本環境設計に委託して、バイオエタノール化します。そして、その後昭和シェル石油(株)に委託し、ガソリンと混合して燃料化します。こうしてリサイクルされたバイオエタノール燃料は、エコ教育に使用する液晶モニターと、学園のエントランスのライトアップ用の燃料として用いられます。
(2)余った布を再利用!
もうひとつの活動として、服装教育を中心とした本学の授業の中で出た残布を回収します。それらを反毛メーカーに委託し、反毛にします。反毛化とは、無数の針が表面にスパイクされたドラムを高速回転させて、カットした学内残布を綿状にすることを反毛化といいます。これによってできた素材は、授業内で行うエコ製品の商品企画および製作に用いられます。また一部は、学内のカーテンやカーペットに再利用することを現在検討しております。
(3)使用済みウェディングドレスを小物にリメイク!
2012年度からの試みでは、文化学園大学と結婚情報誌『ゼクシィ』がコラボレートして、使用後のレンタルウェディングドレスを様々な小物にリメイクする授業を開催いたしました。
使用後にはほとんどがごみとして処分されてしまうウェディングドレスを資源として再利用し、ごみ削減に協力したいと考えた学生は応募者だけでも144人、その中から選ばれた32人によるリメイク授業を行いました。
はじめに、レンタルドレスのリサイクルの現状などの講義を受け、その後3〜4名のグループに別れて製作が開始されました。それぞれのグループの共通アイテムとして「日傘」と、企画から製作までを行う「幸せ」をテーマにしたオリジナル小物を作り上げました。
ウェディングドレスを解体することでその構造を学んだり、ごみとなるはずのものを資源としてみなすことで様々な工夫を考えたりすることで、エコ意識の向上のみならずリサイクルの技術も学ぶことができました。