ソーシャルメディアガイドライン

皆さんの中には、Facebook、ツイッター、インスタグラム、LINE、ブログなどといったソーシャルメディアをすでに利用している、または利用したいという人がたくさんいると思います。ソーシャルメディアは世界中で多くの人々に利用されており、私たちの社会・生活に浸透したコミュニケーションツールになっています。
しかし、ソーシャルメディアはその扱いを間違えると、あなた自身や周りの人々を傷つけ、予想しない大きな影響を与え得ることもわかっています。
このガイドラインでは、皆さんがソーシャルメディアの扱いを間違えないよう、あなた自身と周りの皆さんを守るために、どんな注意を払えればよいかといったことをまとめてあります。
皆さんはこのガイドラインをよく読み、十分理解したうえで、ソーシャルメディアを活用するようにしてください。
ソーシャルメディアの正しい活用スキルを身につけることは、皆さんが社会人の仲間入りをしてからも、きっと大いに役に立つことでしょう。

ソーシャルメディアとは何かを知っておこう

ほとんどのソーシャルメディアは、どれも無料で参加、利用できます。でも、それはあくまでも営利企業が提供しているサービスです。 企業側は、利用者の行動を記録・分析して、何らかの収益活動に利用しています。

  • まずは、そのサービスを提供している会社のことや、利用規約、サービス内容等をきちんと確認しておきましょう。
  • ソーシャルメディアに登録したら、まずは設定をきちんと確認しておきましょう。意に反した設定によって、思いもよらない事態を招く場合があるからです。
  • ソーシャルメディアでは、あなたの発言・投稿された内容がたくさんのコンピューターに保存されます。それらをすべて削除することは、本質的に困難です。

公共の場であることを認識しておこう

ソーシャルメディアの中は、世界のあらゆる場所からアクセス可能な公共の場です。ですから、社会の一員である以上、公共の場における一般的な社会常識が、ソーシャルメディア上でも必要になります。人権や倫理に反する情報の公開やその仲介、法律に反する、またはその恐れのある行為は、普段の生活と同様、絶対に行ってはいけません。

あなたの発言や投稿には、必ず責任が伴います

ソーシャルメディアは、公共の場であり、発信した内容はほぼ永久的に残り、アカウントがある限りは過去の言動を簡単に引き出すこともできます。ですから、その発言と振る舞いには、責任をもって行う必要があります。

  • 自分の発言や投稿によって、受け手が傷ついたり、感情的になったりしないかどうか、受け手の気持ちを考えてから慎重に投稿しましょう。
  • 世界には、様々な価値観、思想をもった人々や、いろいろな立場の人々がいます。ですから、多様な受け手のことを考え、偏りのない公正な判断と発言に努めましょう。
  • 自己中心的に振る舞ったり、自分の価値観を押し付けるようなことは慎み、他者の個人情報や、思想、宗教といった繊細な事柄について発言を行う際には、人権や倫理の観点からよく熟考するようにしてください。
  • あなたが文化学園の名前を使って発言する場合、他の多くのユーザーは、あなたのことをよく知りませんから、「文化学園が発言したこと」として受け止めるかもしれません。そういった誤解を相手に与えないよう、気を付けて発言しましょう。
  • 個人や組織が社会の営みを守るために、決して公開してはいけない情報があります。友人だから大丈夫などといって、取り返しのつかない事態にならないよう、公開してよいものかどうかをきちんと考えて行動しましょう。

あなた自身を守るために

軽い気持ちで不適切な発言や写真のアップロードはしないようにしてください。それがあなた自身や周りの人の人権を侵害し、人生を大きく左右してしまうかもしれません。

  • あなたの発言によって誤解や混乱を招いてしまった場合、無責任なユーザーがあなたを傷つけたり、周囲の人や学校の品格をも損なうかもしれません。ですから発言の際には、その内容の事実に反することがないよう、誤解を招かないよう、正確な情報発信に努めましょう。
  • 気を付けていたのに、もし受け手に誤解や混乱を招いてしまったら、速やかに訂正し、誠意をもって素直に謝りましょう。
  • 別の誰かになりすましてはいけません。匿名を装ったとしても、追跡して調べれば多くの場合は特定できてしまいます。
  • もし誰かの発言や投稿によってあなたが感情的になってしまったら、すぐ反論したり主張したりはせず、いったんソーシャルメディアから離れ、気分転換などして感情を落ち着かせてから、どうすればよいかを考えましょう。別の第三者に相談することも有効です。
  • あなたの生活は、ソーシャルメディアではなく現実世界にあります。ソーシャルメディアにあなたの生活やあなた自身が振り回されないよう、1 日1 回は必ずログアウトし、あなた自身の生活を大事にしましょう。

どうしても困ったことになってしまったら

もしソーシャルメディア上で、自分が何らかの被害者となった場合や、加害者となる行動をとってしまった場合、また、自分自身ではどうすることもできない状態に陥ってしまった場合には、できるだけ早めに学校に相談してください。きっと解決への手助けとなり得るでしょう。

相談窓口