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新しい美と文化を創造していく。
理事長・学長 大沼 淳
本学は、2011年から文化学園大学と名称を変更して、これまでの文化女子大学60年の歴史的経緯を踏まえ、更なる充実と発展をめざして新たなるスタートをきりました。
既に21世紀も10年を経過し、わが国の高等教育機関のあり方も、新たなるパラダイムを求めて大きく変わりつつあります。そうした変化の中にあって本学も、新しい大学像を再構築し、個性豊かな特色ある大学として、これからの社会に貢献したいと思料しております。
本学は、1950年、新学校教育法の施行と共に短期大学として開学しました。「新しい美と文化の創造」を建学の精神として60年の長きにわたり常に時代を先取りする独自の教育体制を築いてまいりました。その後、現在の3学部・7学科からなる文化女子大学を創設し、加えて大学院として修士課程及び博士課程を有する服飾系、デザイン系の研究科も併設しました。そして、近年では、国内唯一の服飾文化共同研究拠点として「文化ファッション研究機構」が指定を受けました。既存の特色ある大学図書館・附属研究所やファッションリソースセンター等、教育研究の場として国際的に高い評価を得ています。特に「文化学園服飾博物館」はわが国の歴史的衣装はもちろんのこと、可能な限り世界各国の服飾資料3万点余りを収集して、随時閲覧に供しております。また、教育環境の充実をめざして2000年には新都心に時代の最先端をゆくインテリジェントビルを完成させ、21世紀型キャンパスを築きつつあります。
こうした努力の積み重ねの結果、国際的にも高い評価を受け、国内では唯一の国際ファッション工科大学連盟(IFFTI)の加盟校として、2009年には会長校に選出され、また、2010年12月に海外のファッションサイト「ファッショニスタ」が発表した世界のファッション教育機関ベスト50ではイギリス・アメリカの各校に次いで、第3位に本学園がランクされました。学術の交流と共に学生の交流も活性化し、本学園の各学校には合計で約1500名の留学生が在籍するようになり、その規模も拡大しつつあります。
現代のグローバル化するファッション教育やデザイン教育の分野では、殆どの国が男女共学であり、文化女子大学とその名を示す通り、女子教育のカテゴリーの中で国際交流を進めることは大変難しくなりつつあります。専門職教育・職業教育をより発展させていく中で、これからの国際的学校間の交流に支障がおきないよう配慮する必要から、性別に関係なくこの分野に志のある優秀な人材を幅広く育成してゆく体制を整えて、2012年度から男女学生の入学を可能にして、教育の実践的継続性を未来に向かって築くことを念頭において大学の名称を変更したものであります。
この名称変更によって、建学の精神が変わることも、伝統的な教育原則の変更を意図したものでもなく、60年の伝統を大切にして、職業専門教育の更なる質的向上をめざすものであります。どうぞ、皆さんも自分自身の才能や個性を伸ばし、時代をリードする人材として、グローバルな社会へ羽ばたいてほしいと思います。


