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【コラボレーション科目】イタリアファッション研修2014-フィレンツェ・ミラノ-

update 2014.10.02

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2014年9月6日(土)〜14日(日)にかけて実施した前期コラボレーション科目「イタリアファッション研修2014」が無事に終了しました。今年の研修は、ファッション市場の現状視察に加え、各都市でファッション関連企業の見学、伝統工芸の工房見学、現地ファッション関係者によるファッションセミナーへの参加など、幅広いプログラムを設置しました。
 
 
タリア北部のエミリア・ロマーニャ州の州都ボローニャでは、ファッション関連卸売企業が約600社集合している商業施設「Centergross(センターグロス)」 の見学を行いました。Centergrossは、多くのファッション企業の他に、銀行・郵便局・ホテルなどの都市機能サービスが備わっており、約6000 名が働く一大商業都市として有名な場所です。こちらでは、いくつかの企業のショールーム、デザインオフィスや商品配送倉庫を見学させていただきました。1 日平均多い時で約1万人のバイヤーが訪れ、1年間の総取扱高は約50億ユーロ(日本円=約6918億円)と いう、イタリアのファッション業界の最前線といってもよい場所を見学することができ、これからファッション業界へ飛び立とうとしている学生にとって、とて も有意義な見学となりました。また、海外から学生が見学に来るということで、エミリア・ロマーニャ州の観光課の方々が取材に来られ、地元新聞に記事が掲載されました。(▲上記写真)

の他にも、数多くのラグジュアリーブランドの製品を製造している紡績・紡織・捺染工場(コモ地方:RATTI社)や、古式の織機を使って実際に絹織物製品を製作している工房(フィレンツェ:Fondazione Arte della Seta Lisio)、オペラで有名なスカラ座で上演される演目のための彫像、絵画、フレスコ画、円柱、壁、床、大聖堂や宮廷のファサード、建物前の大階段、家具 や調度品、カーペット、カーテン、衣装などの製作が行われているスカラ座アトリエ工房(ミラノ:Laboratori della Scala)、イタリアで実際にファッションコンのお仕事をしている方によるセミナーなど、バラエティに富む見学等を行い、「Made in Italy」の底力を体感することができました。

た、企業や工房の見学以外の時間を利用して、イタリアルネサンス絵画で有名なフィレンツェのウフィツィ美術館 (Galleria degli Uffizi)見学や、ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(Chiesa di Santa Maria delle Grazie)でのレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』鑑賞など、様々な研修を行いました。今回の研修での経験がこれから多方面で生かされていくと期待しています。


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