学長メッセージ
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自由で個性を尊重する、クリエイティブな学びに
希望を抱く若者を待っています。文化学園大学は、建学の精神に「新しい美と文化の創造」を掲げ、本大学の基礎となる文化女子短期大学(当時)として1950年に開学し今日に至っています。教育・研究の起点を「ファッション教育」においた本学は、「新しい美を追究」し「文化を創造」する大学として力強く歩み続けていきます。本学が対象と考えているファッションとは、デザイン、素材、機能性、快適性、社会科学、ビジネスなどさまざまな観点からのアプローチにより、ファッションがもつ可能性を切り拓くものです。一方で、ファッションを生活の質(Quality of Life)の向上や、社会・文化・産業の領域で役立てていくことは、人々の価値観やライフスタイルと関わる「文化」の創造に繋がるものです。本学は3学部と大学院から成る総合大学であり、造形、建築、国際文化、観光などの領域にも裾野を広げていますが、これらの学びはファッションというひとつの軸のもとで展開されています。こうした特色と個性を有する大学であり続けることが、現代社会の期待に応えるものであると確信します。
社会との結びつきが強い本学の教育では、都心に立地することが大きなアドバンテージになっています。さらに、キャンパス内には高度な教育・研究に寄与する高水準のファッション関連施設と最新設備が整い、アジアやヨーロッパからの留学生が日本人学生とともに学ぶ、グローバルな環境であることも魅力のひとつです。
現在、学びの在り方は、「知識偏重型」から「思考力・判断力・主体性重視型」への移行が求められていますが、本学では学生一人ひとりが「主体的に考え、応用する力」を養うアクティブな学びを世の中に先んじて取り入れてきました。そして多くの先輩たちが、その知識と経験を糧に社会や産業界で活躍しています。
皆さんもぜひ、将来に向けて新しい一歩を踏み出し、すばらしい人生を築きあげていく力を、文化学園大学で獲得してください。自由で個性を尊重する、クリエイティブな学びに希望を抱いた皆さんを本学は待っています。学長 濱田 勝宏
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濱田 勝宏
1944年生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。ファッションビジネス学会理事・会長代理。文化学園大学服装学部、同大学院生活環境学研究科教授。2017年7月より文化学園大学学長。2019年4月より学校法人文化学園理事長。
沿革
文化学園大学・文化学園大学短期大学部は、文化女子短期大学として1950年にスタートし、半世紀をこえる歴史と伝統とともに、服装学・生活造形学のパイオニアとして独自の教育理念を培ってきました。1991年には文学部国際文化学科と英語英文学科を設置し、さらに2000年、同学部に健康心理学科を設置するなど着実に学びのフィールドを広げてきました。またこの年、家政学部は服装学部と造形学部の2学部となり、現在では現代文化学部、短期大学部とともに日本の服装学・造形学・住環境学分野の研究・発展をリードし、社会のグローバリゼーションに対応できる人材を育成しています。
本学は、大学院、附属中学・高等学校、附属幼稚園などの設置によって総合教育機関としての教育体制を確立しており、社会から寄せられる独自の教育・研究システムへの期待は近年ますます大きくなっています。2011年に校名を「文化学園大学」「文化学園大学短期大学部」へと変更、2012年に全学部学科で男女共学の教育がスタート、そして、2015 年より現代文化学部を小平キャンパスから新都心キャンパスに移転し、全学部学科と教育研究資源を新宿へ集結。より充実した環境で、さらなる未来へと大きく歩みを進めています。
1950年 | 文化女子短期大学創立 服装科を設置 |
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1964年 | 文化女子大学創立 家政学部服装学科を設置 |
1965年 | 短期大学部生活造形科を設置 |
1966年 | 家政学部生活造形学科を設置 |
1968年 | 短期大学部専攻科を設置 |
1969年 | 文化女子大学室蘭短期大学創立 |
1972年 | 大学院家政学研究科修士課程を設置 文化女子大学附属すみれ幼稚園創立 |
1974年 | 文化女子大学附属杉並高等学校創立 |
1976年 | 文化女子大学室蘭短期大学附属幼稚園創立 |
1979年 | 文化学園服飾博物館を開館 |
1983年 | 文化女子大学附属長野高等学校、 文化女子大学長野専門学校創立 |
1985年 | 小平キャンパス校舎完成 |
1986年 | 文化女子大学附属杉並中学校創立 ファッション情報科学研究所を開設 |
1987年 | 短期大学部国際文化学科を設置 |
1989年 | 大学院家政学研究科博士後期課程を設置 短期大学部専攻科国際文化専攻を設置 |
1991年 | 文学部国際文化学科・英語英文学科を設置 |
1994年 | 文化学園テキスタイル資料館を開館 (現:ファッションリソースセンター) |
1998年 | 大学院家政学研究科生活環境学専攻を設置 大学院国際文化研究科国際文化専攻を設置 新都心キャンパスに21階建高層校舎完成 |
1999年 | 文化学園ファッションリソースセンターを開設 文化・服装学総合研究所を設置 |
2000年 | 家政学部を服装学部と造形学部に改組し、
服装学部服装造形学科・服装社会学科、
造形学部生活造形学科・住環境学科を設置 文学部健康心理学科を設置 |
2003年 | 大学院家政学研究科を生活環境学研究科に名称変更 新宿文化クイントビルに文化学園服飾博物館を移転 文化・衣環境学研究所、文化・住環境学研究所を開設 |
2004年 | 文学部を現代文化学部に名称変更 現代文化学部国際ファッション文化学科を設置 |
2008年 | 文化女子大学留学生別科を設置 文部科学省「服飾文化共同研究拠点」に採択され、 文化ファッション研究機構を設立 |
2009年 | 文化女子大学室蘭短期大学附属幼稚園が、 文化女子大学附属幼稚園に園名変更 |
2010年 | 現代文化学部応用健康心理学科を設置 住環境学科を建築・インテリア学科に名称変更 |
2011年 | 校名を文化学園大学・文化学園大学短期大学部に変更 文化女子大学附属杉並中学・高等学校が文化学園大学杉並中学・高等学校に校名変更 文化女子大学附属長野高等学校、文化女子大学長野専門学校が文化学園長野高等学校、文化学園長野専門学校に校名変更 文化女子大学附属すみれ幼稚園、文化女子大学附属幼稚園が文化学園大学附属すみれ幼稚園、文化学園大学附属幼稚園に園名変更 |
2012年 | 文化学園大学・文化学園大学短期大学部が男女共学 国際文化学科を国際文化・観光学科に名称変更 |
2014年 | 生活造形学科をデザイン・造形学科に名称変更 文化学園長野中学校創立 |
2015年 | 現代文化学部を小平キャンパスから新都心キャンパスに移転 短期大学部 専攻科 被服専攻をファッション専攻に名称変更 |
2016年 | 服装造形学科をファッションクリエイション学科に名称変更 服装社会学科をファッション社会学科に名称変更 短期大学部服装学科を短期大学部ファッション学科に名称変更 文化学園長野専門学校が文化学園長野保育専門学校に校名変更 |
2020年 | 現代文化学部を国際文化学部に名称変更 |
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フランスの新進デザイナーのピエール・カルダン氏が来校(1958)。写真は再度来校時に大沼理事長がキャンパスを案内しているところ(1961)。カルダン氏は2010年11月にも来校し、本学園でファッションショーを開催。
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ヨーロッパ研修旅行中にココ・シャネル女史のアトリエを訪ねて。女史と大沼理事長(1964)
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文化学園創設60周年を祝う年、文化学園服飾博物館の開館に合わせて来校され、学生のお迎えに応えられる美智子皇太子妃殿下(現:上皇后陛下)(1979)
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1923年(大正12年)「文化裁縫女学校」が日本初の洋裁教育の学校として認可を受けて以来、学校法人文化学園は2013年6月23日に創立90周年を迎えました。
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2014年、大学創立50周年記念行事の一環として、文化学園服飾博物館にて記念展「雛人形・雛道具に映し出された雅の世界」を開催。