服装造形学科(現・ファッションクリエイション学科)卒業生 宗像彩佳さん

update 2018.06.07

Fクリ_宗像さん

〇今の進路に進んだ理由やきっかけ
幼い頃からバレエやピアノを習い、舞台を観ることが好きだったので「舞台」はいつも身近な存在でした。大学で服飾を学び、「企画集団FUSE」でモデルを経験したことから、「作るスキルを持ちながら、着る側の気持ちも分かる」という私の強みを生かせるのは、劇団四季の衣裳セクションしかないと思い、入団を決めました。line_blue

〇今の仕事内容
本番中は、舞台袖で俳優の衣裳のスタンバイや早着替えのサポートを、終演後には衣裳のメンテナンスをする「本番付き」という仕事を行っています。また、新作立上げに伴う新規衣裳の製作やフィッティング、資料作成など舞台衣裳に関わる様々なことに携わっています。俳優が衣裳に慣れるための衣裳レクチャーやフォローすること、本番中にアクシデントがあった際には、機転を利かせて対応することも大切な仕事のひとつです。line_blue

〇ファッションショーでの役割、苦労話やのちの人生に生かせたこと
「企画集団FUSE」での経験を活かし、ファッションショーにおいてもモデルを担当するとともに、他のモデル合格者にウォーキングやポージングの指導をする役割も担いました。ファッションショーでは、「一つのテーマで衣服を製作し、ショー成功に向けて皆で協力していく」という考えを持ち取り組みました。その考え方は、現在の私の仕事そのものです。見た目の華やかさからは想像もつかない厳しい練習を共にし、見事成功させたショーは私の原点になっていると思います。line_blue

〇仕事で大事なこと、自分の信念とは?
「行動力・好奇心・責任感」この3つを常に心に留めて働いています。私は入団後「ライオンキング」の担当となりました。そこで、作品と衣裳の理解をより深めるために、ニューヨークまで行きミュージカルの本場ブロードウェイで「ライオンキング」を観劇しました。その後もイタリア、イギリス、フランスと様々な国を訪れ、たくさんの舞台に触れる機会を得ました。経験と知識は何物にも代え難い価値があると思います。これからも私は世界中の舞台を見て、学び続ける人になりたいと思います。line_blue

〇大学生活を送る上でのアドバイス
文化の強みはカリキュラムの多さです。なんとなく服飾が好きで入学した人も、基礎を学ぶ1,2年生の時期にたくさんの授業を受けて、自分がどんなことに興味があるのか追及してみてください。日々の授業や課題に加え、検定試験にアルバイト、サークルなどをしていると、時間がいくらあっても足りませんが、この4年間で積み上げてきた経験のひとつひとつはその後の人生に確実に活かされていると信じています。文化での生活すべてに意味を持たせて、自分の「やりたいこと」「好きなこと」を追求していってください。人生は夢と希望に満ち溢れています。頑張ってください!line_blue

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