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学長メッセージ「新入生の皆さんへ」

update 2020.04.14

 

文 化 学 園 大 学
文化学園大学短期大学部
学長 濱田 勝宏

 

「新入生の皆さんへ」

 
新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
 
 いま私は型通り「入学おめでとう」と書きましたが、皆さんにとっては入学式もなく、実質的な大学生活はまだ始まっていないのですから、多くの方々がおそらく違和感をもっていることは無理からぬことでしょう。
 
 言うまでもなく、新型コロナウイルス感染症の感染を拡大させないために、社会全体でさまざまな取り組みがなされ、私たち個人の生活にも、例の「三密」を念頭に置いた自粛・制約が課されています。そのことは、身近な地域社会の人間関係からグローバル化した社会関係に至るまで、政治・経済・教育・文化・芸術・スポーツなどあらゆる分野で、自由な活動を制限しなければならない状況をもたらしています。教育・研究の役割を持つ大学も例外ではなく、その大きな影響を受けているのが他ならぬ皆さんであるということになります。輝かしい青春のステージであり、将来の夢を実現するためのステップである学生生活が、このような経緯に置かれていることは、確かに不幸であり、これからの日々を暗雲たれこむものにしていると言いたくもなるのは、正直なところでしょう。皆さんの学生生活を見守り、成長を大いに期待しておられる保護者やご家族も同様な心境であろうと察せられます。
 
 ところで“閉塞感”という重苦しい言葉が、今は多くの人々の口をついて出る状況にあります。いま皆さんは(自ら望んだことではないとしても)この閉塞感の漂うなかで、人間・社会・科学・自然などについて考える機会に直面していると言えます。同時に(これまた望んだことではないのですが)これらの問題について、そしてまた自分の生き方や、これからの人生と重ね合わせて考えることができる時間的な余裕が与えられているとも言えると思うのです。加えて皆さんは、それらについての自分の考えや疑問について相互に交換する手段を持っており、その効果的な活用のテクニックを駆使することができるはずです。直接対面して話せなくても、友人や多くの人々とコミュニケーションをとることが可能でありましょう。本当にたいへんな状況ではあり、文字通り緊急事態でもあり、終息の見通しも立たない現状にありますが、ここで投げやりになったり、ましてや絶望的になったりしてはならないと思います。自分だけではなく、人それぞれの置かれた立場や環境で、言い知れぬ苦境に立ち向かっている人々の多いことも意識すべきだと言えましょう。こんな時であるからこそ、相互の思いやりや助け合いを通じて、より多くの人々との絆を強いものにしたいものです。
 
 私たち文化学園大学の教職員は、皆さんのキャンパスライフが一日も早く平穏ななかで開始できるよう、準備を整えております。また、Gmailやホームページなどを通じて、履修登録など、とりあえず必要な最低限の手続きについてはお知らせいたします。また、本学では、各学部・学科の専門分野や、そのカリキュラムに応じて、自宅あるいはオンラインで学習すべき事柄や課題について順次お知らせしていきます。これらの準備や予備的な学習を通じて、キャンパスライフに向けての用意を進めていただきたく思います。
 
 これらによって、大学生活への期待はますます膨らむことでしょうし、より具体的なものになることと思います。そして来るべきキャンパスでの日々の生活をスムーズなものにすると同時に、学生生活の中でのすばらしい出会いの数々を楽しみにしながら、それまでの貴重な一日一日を過ごしてください。
 
 皆さんを迎えることができる日の早からんことを、教職員一同、心から念じております。