【入 選】せんだいデザインリーグ2024 卒業設計日本一決定戦
update 2024.04.01
建築デザインや都市計画などを学ぶ学生の卒業設計作品の「日本一」を決める大会「せんだいデザインリーグ2024 卒業設計日本一決定戦」において、建築・インテリア学科の2023年度卒業生が入選しました。
せんだいデザインリーグ卒業設計日本一決定戦は2003年の初開催以来、日本建築界の最前線で活躍する建築家が審査員として参加する、日本最大の卒業設計展です。
せんだいデザインリーグ2024 卒業設計日本一決定戦
主催:仙台建築都市学生会議/せんだいメディアテーク
100選(入選)
吉川 綾乃
造形学部 建築・インテリア学科
インテリアデザインコース 2023年度卒業生
(現:大学院 生活環境学研究科 生活環境学専攻 建築・インテリア学専修 1年)
作品タイトル:
懐かしい未来 -地方都市における中心市街地の活性化を目的とした建築再生に関する研究-
制作者の吉川さんは、故郷の長野市にある公共複合施設「もんぜんぷら座」の建築再生を卒業研究テーマに選びました。もんぜんぷら座は2031年に解体が予定されていますが、本研究の中では用途変更や意匠転換による施設利用度の向上とともに、歴史・記憶・愛着・コミュニティを引き継ぐ"愛される建築"となる建築再生計画を試みています。
関連情報
本作品は造形学部の卒業研究展において、各コースの最も優れた作品である「学長賞」を受賞しました。本人による作品解説を動画で公開しています。
【指導教員による講評】
建築・インテリア学科 奥村 誠一准教授
「解体予定の複合施設を単に長寿命化するのではなく、中心市街地の活性化を図り都市の衰退を食い止め、故郷への関心や愛着を取り戻すという未来への希望や願いが込められた独創性に富む計画である。長野市が抱える課題抽出や地方都市の再生事例を丹念に分析し、建物再利用による環境負荷低減、新たなプログラムの挿入による賑わいの創出、大胆な躯体改造による魅力あふれる場の創造など総合的な建築再生を試みた点が高く評価できる。」
“生活を豊かにするデザインやモノ” という視点に立った創作テーマや研究をかたちにし、その成果を制作または論文として公開する4年間の集大成の場。各学科やコースの特長を生かした作品の数々は、造形学部の教育成果を学内外に広く発信する機会として、毎年多くの方々にご覧いただいています。
関連LINK
造形学部 建築・インテリア学科
造形学部年間活動報告集『BZ』