就職内定報告2024:ファッションクリエイション学科
update 2025.01.28
東京都立北園高等学校 出⾝
株式会社トリート
アトリエスタッフ(ウェディングドレスのメンテナンス・お直しなど)
小さい頃から舞台やライブなどの華やかな世界が好きで、衣装の仕事に憧れていました。その一方で狭き門であることも感じていたので、大学卒業後は会社員になっているのかもしれないな、と自分の将来に対しては漠然としたイメージでいました。
大学3年次の秋に、アルバイトでライブの衣装アシスタントとして、衣装制作から当日の舞台裏までの仕事を経験しました。衣装の仕事にやりがいを感じた一方で、ライフスタイルなどの面で自分が望む働き方は難しい世界だとも痛感しました。その後、学内の企業説明会で㈱トリートを知り、「晴れ舞台であること」「衣装に携われる裏方の仕事」として舞台やライブとも共通する点があることから、ブライダル業界を視野に入れるようになりました。
企画集団FUSEで3年間活動したことが、「ガクチカ(学生時代に力をいれたこと)」のエピソードとして非常に役立ちました。また、ファッション造形の授業にしっかり取り組んだことで、学科で行ったファッションショーの衣装制作で活躍できたことも、就職活動では大きなアピールポイントになりました。
㈱トリートは他社に比べて面接時間が長かったことや、面接の最後に「こうしたらもっと良くなる」とフィードバックをいただけたことから、人柄を重視した採用をしているのでは、と感じました。そこで2回目以降の面接では、自分の想いや入社後にどんなことをしたいかなどをまとめたポートフォリオを、自主的に提出しました。熱意を伝えられただけでなく、資料をまとめる中で自分の考えも整理でき、面接でもスムーズに話すことができました。
「この企業は何を求めているのか」を見極めて、面接時に自分のエピソードに結びつけて話ができること、そして学生時代に取り組んだことを話すのが好きという点です。「自分が伝えたい話をできる!」というモチベーションで、緊張せずに面接に臨めました。
週に1回、内定先のアトリエでアルバイトをしています。最近、任される仕事の幅が少し広がったので、4月までにできることをさらに増やしていきたいと頑張っています。
学生時代で何よりも大切なのは、今その時の自分がしたいことに向かって全力で取り組み、時に回り道をしながらハッピーに生きることだと思います。
将来の自分に合った進路を見つけるのはすごく大変だし、「そんなこと今考えられないよ!」っていう人もたくさんいると思います。正解の進路なんてわからないのは当たり前です。逆に言えば、今自分がいる場所が正解で、これから自分が進む場所は全部自分の人生における正解です。悩んでも決められないときは、将来自分がどうなりたいかを考えるよりも、今やりたいことをやれる場所に進んでみるのも手です。どの選択をしても間違いではないです。楽しみながら頑張ってください!