卒業生を紹介
職種:コスチュームデザイナー
2013年3月 卒業 ►国際ファッション文化学科仕事の内容について
フリーの衣装デザイナーとして、アーティストのライブ衣装や雑誌企画の衣装とアートディレクションなど幅広く活動しています。デザインするにあたってテーマや制限はありますが、それが自身の中からではなく他者からの要望として存在するという意味で、新たな視点や気づきと出会うことも多いです。また、衣装だけでなくアートディレクターとしてビジュアルデザインなども手がけています。
大門真優子 Instagram @dearhoneyblond
デザイナーを目指したきっかけ
大学3年生の時に、1年間ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)に留学したのを機に、将来は表現者としてフリーでやっていこうと心に決めました。ただ、そのためには自分という人間を理解してもらうための作品がもっと必要だと感じ、卒業後はBFGU(文化ファッション大学院大学)に進学。作品づくりに取り組みながらフリーの活動を始めました。
BUNKAで過ごした学生時代
私のクリエイションを支えてくれているものは、大学時代にBUNKAで制作に没頭した日々。デザインはもちろん、縫い方、生地の質感や色合い、ラメのきらめきに至るまで、服を織りなす一つひとつに気持ちを寄せながら、「自分はこれが好き」と感じられるものだけをすくい上げてきたように思います。それらは小さくてもきらきらと輝いていて、確実に今の私の活動や作品を彩ってくれています。
今後の目標
肩書きにしている「衣装デザイナー」という言葉は、初めて会った人に分かりやすく伝えるための言葉です。衣装を発表する際にはメークも照明も必要です。そこに音楽がつくかもしれないし、空間美術が発生するかもしれません。衣装ひとつから始まる大きな可能性の中で、自分の作品性を追究していきたいです。
(取材:2017年3月/2021年3月追記)