在学生・卒業生を紹介

在学生を紹介

建築・インテリア学科 4年造形学部

建築・インテリア学科 4年

東京都立工芸高等学校 出身

他大学にはない、建築・インテリア学科の魅力

昔から「心地よい日常空間をつくりたい」という気持ちが強く、理工学的なアプローチよりも感性教育のカリキュラムに魅力を感じたため、BUNKAの建築・インテリア学科に決めました。1年次の「感性表現Ⅰ」という授業では、身近なプロダクトや自然物とプライザー(建築模型用のミニチュア人形)を建築空間のようなシーンとして1枚の写真に切り取るというユニークな課題があり、こうしたスケールで建築を捉える手法に面白さを感じました。この時の課題がきっかけで、日常生活からヒントを探す癖がつきました。
 

建築デザインコースに進んだ理由

2年次までに取り組んだ授業や課題制作で、都市や環境問題といったテーマに関心を持つようになったため、建築デザインコースに進みました。
 

思い入れのある課題

3年次の課題「住まいの設計」には、友人とのルームシェアがきっかけで防犯意識や衛生観念といった個々の生活概念について考察するようになったことが大きく影響しました。集合住宅のデザインには、コミュニティの形成やプライバシー保護など様々な問題を統合するアイデアが必要です。個々の住居の間に専有外部空間を配し、住まいの拡張機能としてプライバシーの中間領域を提案しました。
 

卒業研究について

「アドレスホッパーのための新建築」をテーマに、アフターコロナでライフスタイルがどう変わっていくのか、家庭の在り方や価値観の多様化などによって今後増加するであろう多拠点移動型生活者のためのビルディングの提案を試みています。現代の日本に新たなライフスタイルの選択肢を追加できたら、と考えています。
 

(取材:2021年3月)