在学生を紹介
デザイン・造形学科 4年
神奈川県立横須賀大津高等学校 出身「自分の作りたいもの」から「世間のニーズに合ったもの」へ
高校生のときに参加したサマーオープンカレッジで雑誌制作をした体験が忘れられず、デザイン・造形学科へ。また、ポスターや広告といった紙のメディアについて学びたくて、メディア映像クリエイションコースに進みました。
低学年時は「自分の作りたいものを表現する」だったのが、「世間のニーズに合ったものを制作する」という、独りよがりではないものの伝え方、そして客観的に自分のデザインを見るという視点を学びました。
卒業後は、Webサイトやデジタル・紙メディア、キャラクター・ロゴなどの制作会社にデザイナーとして就職が決まりました。私の作ったものが誰かの「新しい出会い」となり、昨日より少しだけ元気になれる…そんなハッピーな発信の仕事をすることが目標です。
4年間の制作課題から
造形と素材(ソフトマテリアル)
コマ撮りアニメーション用人形
様々な素材と加工法に親しむ課題。頭と体はスタイロフォームで作り、細かいパーツは紙粘土を使用しました。中に入れたワイヤー芯で手足を動かすことができます。
平面基礎B
油彩画
油絵は初めてで、回数を分け時間をかけて塗り進めていくのが新鮮でした。表には出てこない鮮やかな色を重ねていく表現が楽しかったです。
メディア映像クリエイションコース
デジタルメディア応用演習
映画ポスターの再現
自分で素材を探して、実在のポスターを再現します。私が選んだのは『ジュラシック・ワールド/ドミニオン(原題)』(2022年)。人間の男の子の代わりに1年次に制作した人形を登場させました。用意した素材次第でクオリティが変わっていくのが面白く、他の学生のアイデアを見るのも勉強になりました。
メディア映像クリエイションコース
卒業研究
横須賀・三浦ときめきマガジン『ILO』
「自分の住んでいる土地をもっと好きになってほしい」をコンセプトに、観光客ではなく地元住民に向けた雑誌を制作しました。飲食店や自然スポットの紹介、インタビューのほか、移住者・地元の方からのエッセイなどを142ページにまとめました。
>第53回「卒業研究展」学長賞受賞!
(取材:2023年3月)