在学生を紹介
ファッション社会学科 4年
群馬県 私立高崎商科大学附属高等学校 出身ファッションは突き詰めていくほど新しい発見がある世界
幼少期から海外ドラマや洋画が好きで、『ゴシップ・ガール』や『プラダを着た悪魔』などをよく鑑賞していました。どちらも共通するキーワードは「海外とファッション」です。その影響もあり、高校1年生のときに進路を考えた際、「日本で語学を突き詰めるのには限界があるが、ファッションは歴史も奥深く、突き詰めていってもむしろ新しい発見が得られ、自分の知らない世界について知ることができるのではないか」と考えるようになりました。
当時、ファッションについて学ぶ=デザインや縫製を学ぶことだと思っていましたが、自分は「0から何かを生み出したり1をつくり出すことはできない」ともわかっていました。また、憧れていた外資系ラグジュアリー業界への就職は四年制大卒が最低条件であることが多いと知り、ファッションの歴史などを学ぶことができるファッション社会学科に入学を決めました。
過去を知ることは今を知こと。ファッションの歴史や文化の研究をしたくて
私は、「過去があるからこその今。歴史を知ることで現代についても知ることができる」と考えています。ラグジュアリーブランドの世界では歴史や伝統が大切にされており、このことからも、ゼミでは文化や歴史を研究したいと思いました。ラグジュアリーブランドが多く生まれた時代を研究されている下山准教授のゼミは、ときに人生のヒントとなるようなアドバイスもあり、先生もとても親身になって相談に乗ってくれます。
卒業研究では、「エレガントの変遷」をテーマに、クリスチャン・ディオールとイヴ・サンローランの2人に焦点を当て、それぞれの人生や生み出した作品、メゾンの歴史から「エレガント」が時代と共にどう変遷していったかを分析しています。
目標としていたラグジュアリーブランドに内定!
卒業後は、外資系ラグジュアリーブランドでセールスアソシエイトとして勤務が決まりました。目標としていたブランドに携わることができて嬉しく思う一方、お客様は自分より年齢も人生経験も上の方がほとんど。お買い物を楽しんでいただくためには、私自身が学び続けることが必要だと強く感じています。また、若年層のお客様に向けては、ファッションやメゾンの歴史などブランドの魅力をお伝えし、来店すること自体が喜びと感じてもらえるような接客をめざしたいと思います。
(取材:2023年3月)