在学生を紹介
ファッションクリエイション学科 4年
東京都立葛飾総合高等学校 出身コミュニケーション力が磨かれ、人前で話すことにも自信がつきました
ファッションクリエイション学科を選んだきっかけは、高校の先生に勧められてファッションショーを観たことでした。自分もこのショーをつくる一員になりたい!と思ったことを覚えています。また、家庭科教諭の免許と衣料管理士の資格取得を考えていたことも理由です。
ファッションクリエイション学科は横断型履修によってさまざまな科目を関連させ、学びを深めることができます。デザインや技術は実習系科目を通して、素材や布地の知識は実験や講義系科目を通して学びますが、それらの科目は一見違う内容に思えても、片方の知識がもう片方に生きることが多くあります。「あのときの実験はこういうことだったんだ」と、思いもよらぬことが結びつくことがありました。
舞台衣装に関する職種に就きたいと思っていたので、その目標に向けて2年次までに身につけた専門性をさらに高めるため、服づくりに実践的なカリキュラムが豊富なアパレルフィールドを選びました。
BUNKAではファッションショーでシーン長に挑戦しました。一番に心がけたのは、話し合いを重ねてクラス全員がより良いシーンづくり・衣装づくりができるように努めること。準備を含め約半年の期間を通して、コミュニケーション力や大勢をまとめる力などが確実に磨かれ、人前で話すことにも自信がつきました。就職は大手劇団の衣装スタッフに内定。つくる知識と技術を持ちながら裏方で衣装を支えていくことが、これからの挑戦です。
4年間の制作課題から
ファッション造形学実習BⅠ
カラーレスジャケット/スカート
ウールを使用した裏地付のノーカラージャケット&スカート。アイロンがけの蒸気による布地の収縮率などは、実験系科目での知識を生かすことができました。
卒業研究
実在のグループバンドの衣装デザイン
これまでの衣装の分析や楽曲・イメージに関するアンケート調査を実施し、衣装提案と実物製作を行いました。
(取材:2024年3月)