在学生を紹介
服装学部 ファッションクリエイション学科 ４年
東京都 私立白梅学園高等学校 出身とにかくあらゆる方向から服づくりの知識を極めたい人にはぴったりです
ファッションクリエイション学科を選んだ理由
縫製やテキスタイルなど服作りに関することを幅広く学べるからです。服に関する知識はまだないけれど、ファッションについて学びたいという気持ちは強くあったため、とにかく基礎からしっかり幅広く教えてくれる環境を求めていました。
３年生からの学び
３年次になると自分の軸となるフィールドを選択しますが、まだどんな仕事をしたいのかが決まっていなかったこと、そして服作りは授業の中で続けていきたかったので、将来に対する気持ちの変化があっても対応できると感じたテクニックフィールドを選択しました。
選択してみて、とにかくあらゆる方向から服づくりの知識を極めたい人にはぴったりだと感じました。なぜなら、自分が得意なことや好きなことが見つかるきっかけが、たくさんの科目の中に揃っているからです。就職に関しても、色々な選択肢に対応できる横断型履修はかなり助かりました。
私の成長
４年間勉強してきて、もちろん縫製やそれに伴う知識は増えたので成長したと感じますが、私が一番意識していたのは、「作品製作において期限内にどれだけ完成度を高く自分の理想に近づけるか」ということでした。それは将来どんな職業についても大事な心持ちだと思うので、忘れずにしたいと思います。
そして何より、ここでしか出会えない友人たちに出会えたこと。みんな個性豊かで色々な考え方があり、学ぶことも多いです。おかげで課題を頑張ることができて、モチベーション高く過ごすことができました。何に関しても最終的には各々がやらなければいけないですが、やはり１人ではできないことが多かったので、振り返ると誰かしらに助けられていた、と強く感じています。
４年間の制作課題から
造形学実習ＡⅠ
ブラウス・スカート
入学して初めて製作した服だったので印象に残っています。今見たら「とりあえず作った感」がありますが、その時は必死でした。衿と袖を縫うのが難しく、何回か縫い直しをした記憶があります。期限内にどれだけ綺麗に縫えるか考えて取り組んでいたので、最終的にSの評価をもらうことができて嬉しかったのを覚えています。
造形学実習ＢⅡ
テーラードジャケット・パンツ
硬めのギャバジンを使用したので、とにかくアイロンに時間をかけました。縫製はもちろんですがアイロン工程の大切さを実感し、見た目に大きく影響すると感じました。初めてテーラードカラーのジャケットを製作し、ノーカラーとの違いなど理解できて面白かったです。また裏地の扱いが苦手だったが1年次よりは綺麗にできたと思います。
造形学実習ＢⅢ
変わり袖のコート
袖先に角をつけたかったのでダーツを入れるなど、見た目はシンプルですが細かい箇所にこだわりを持って製作ができました。変わり袖はこれまで習った方法とは異なるので難しい部分もありましたが、先生に教えていただきながらなんとか完成しました。3年目でやっと自分の納得できる裏地の完成度になったと感じています。
卒業研究
シャツ２点とパンツ１点
卒論ではあるブランドを研究し、その内容に基づいてシャツとパンツを製作。そのブランドはシンプルな形であるが故に、縫製など細かいところが大事なのだと実感することができました。仮縫いを何回か行いましたが、先生の力を借りすぎず、もっと自分で補正ができるようになれたら良かったと感じています。また、縫製やパターンに関しては自分の実力が伴っていない部分も多々あったことなど、多くの気づきがありました。
（取材：2025年3月）
※科目名や課題の内容は学生の履修当時のものです。
