在学生を紹介
建築・インテリア学科 4年
青森県立青森南高等学校 出身常に全力で、限られた時間で納得できるものをつくる
建築・インテリア学科の魅力は、1・2年次に、色彩や造形といったデザイン表現の基礎・手法も学べる点と、コースに分かれる前に自分の興味を探究できるところです。私は、さまざまな授業を通して建築が社会や周辺環境に与える影響と、意匠設計に興味を持つようになりました。
建築デザインコースでは、美術館や集合住宅など大規模建築物の設計のほか、リノベーションや建築再生について学んでいます。少人数で指導してもらえるので、先生と気軽に相談しながら設計ができます。
印象に残っている授業は卒業研究のゼミです。「このゼミで学びたい」という人が集まるので、全員が同じ方向を向いて学べる場だったことが良かったです。私が所属するゼミは「建築再生」を専門にしており、実際の現場を見学したり作業をさせていただくなど、社会との接点も多く体験できました。
入学時はコロナ禍でいろいろなことが制限されていました。そこで自分にできることは何かを考えたとき、「限られた時間で納得できるものをつくる」と、常に全力で課題に取り組むことを決めました。課題が参考作品として選ばれることも何度かあり、挑戦に結果がついてきたと実感できたことが嬉しかったです。 現在は卒業研究で、地元の駅前に対して感じている諸問題をリノベーションとアートで解決するという設計に挑戦しています。
就職は総合建設会社の施工管理に内定。これまで学んだことを活かしながら新たな気持ちで学んでいきたいと思います。
4年間の制作課題から
デザイン演習Ⅱ
波紋
2 年次に取り組んだホテルの一室をデザインする課題。言葉、形、色彩、素材のイメージからスケッチをおこし、コンセプト模型へと展開します。
▶建築デザインコース
建築デザイン演習Ⅰ
初音小路延長計画
潜在的な魅力のある建物や空間を見つけ、既存部を残しつつ新しい空間を提案する課題。谷根千エリア( 谷中・根津・千駄木周辺地区)で現地調査を行い、分析調査で図面やパースをつくりました。
(取材:2024年3月)