卒業生を紹介

職種:デジタル推進部 総合職
2009年3月 卒業 ►ファッション社会学科ファッションの可能性や面白さを デジタルで届けたい
パルコのデジタル推進部で、お客さまとのデジタルタッチポイントの構築運用を担当しています。他部門と協力しながら、公式アプリ「POCKET PARCO」をはじめ、会員サービスやEC サイトをどう改善していくかなどを検討し、外部の協力会社と共にそのシステムの構築を行う仕事です。日本全国のパルコの店舗を訪れるお客さまが日々利用されるサービスを担っているので、責任はとても大きいですが、その分やりがいもそれ以上に大きいです。
Web関係の仕事をしていた前職では、お客さまとはアクセス解析の際の数字というかたちでしか接点がありませんでした。現在は、良い点も悪い点もダイレクトにお客さまからの反応が返ってきます。お客さまがどんな場所でどんな使い方をしていて、どんな気持ちなのかまで想像ができるので、自分の仕事と社会との繋がりを実感できますし、それが高いモチベーションとなって仕事に臨めている理由のひとつでもあります。何より、ファッションと映画、演劇、文学、音楽、アートなどのカルチャ―を大切にしているパルコは学生時代から私が大好きな場所。同じように共感してくださるファンをひとりでも多く増やしていけるような活動を、デジタルの施策として手がけていきたいです。
BUNKAで過ごした4年間があったから気がつけたこと
こうしたファッションの可能性や面白さに気がつけたのは、やはりBUNKAで過ごした4年間があったからこそ。ファッション好きな母の影響で、子どもの頃から服は大好きでした。
高校生になって進路を考え始めたときは、ファッション誌の編集に興味があったので、自分のやりたいことが学べると思い、服装社会学科(当時)に入学しました。授業はファッションについて学べる領域が幅広く用意されていて、そこから何を選ぶかはそれぞれの自由です。その分、将来に向けて可能性の広がりがある学科だと思いました。
在学中の興味が今に繋がっている
私は在学中、人はどういう気持ちでファッションを選ぶのか、流行はどのようにして広がっていくのかなど、いわゆる「人の動向」が気になっていて、それをテーマにしたアンケート調査や統計解析に多くの時間を費やしました。いま思えば、当時やっていたことは現在の仕事に通じるところも多いことに気がつきます。授業はもちろんですが、そうやってファッションにとことん向き合った時間の中で得た多くの経験が、社会に出て働く上で生かされていると感じています。
BUNKAの卒業生は、母校愛の強い方が多いのではないでしょうか。私もここで過ごした時間は特別な4年間だったと思っています。感性を刺激する多くのものに触れることができたのは、BUNKAならではの体験でした。そんな場所で得たものを、今後の仕事や人生に生かしていければと思います。
(取材:2023年3月)
※所属や職種名などは取材当時のものです。