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職種:グラフィック & Webデザイナー・ディレクターキュービシステム株式会社 

職種:グラフィック & Webデザイナー・ディレクター

2021年3月 卒業 ►デザイン・造形学科

「BUNKAだからこそできるもの」を目指した学生時代

僕の父はデザイン会社のディレクターで、デザインの仕事は小さな頃から身近にありました。高校は美術系のコースで学び、平面から立体までいろいろな作品をつくってきましたが、そのときにはすでに大学卒業後は自分もグラフィックデザイナーになろうと決めていました。将来の目標は決まっていましたから、BUNKAではそれに向かって積極的に動くこと、ものづくりを追求することを一番に考えていました。そこで、入学してすぐ同じ学科の仲間に声をかけ、雑誌をつくることに。しかし右も左もわからない僕たちは、失敗を何度も繰り返していました。でも、その経験から成長できたのだと思います。
 
その頃は、誌面デザインだけでなく、企画から原稿の執筆、撮影に至るまですべての編集工程を自分ひとりでやっていました。そのうち、BUNKAだからこそできるものにしようとファッションの学科や(系列の)文化服装学院の学生に協力をお願いしたり、モデルとして登場してもらうようになりました。また、写真や原稿はそれが得意な人に声をかけ、自分は全体をディレクションするというやり方を取り入れるようになっていきました。
 

ものづくりに幅広く携わっていきたいという思い

好きなことに打ち込める自由な環境は、BUNKAの魅力のひとつです。1年次から分野を絞らずにデザインや造形を幅広く学べるのも、いろいろな表現や手法にチャレンジできる絶好の機会でした。フォトグラファーやラジオ局の関係者など、業界の第一線で活躍されている方のお話を聴く授業もあって、未知の世界に触れる機会が多かったことも印象に残っています。先生の紹介で、1年ほど出版社で編集アシスタントのアルバイトもしました。これがきっかけで将来像がますますクリアに。本や雑誌などの紙媒体に限らず、ものづくりに幅広く携わっていきたいという思いが強まりました。
 

デザインは 自分とたくさんの人を 繋げてくれる仕事

卒業後は、デザイン会社でデザイナー兼ディレクターとして働きながら、個人や時にはチームでデザインの仕事を受けています。学生時代に培ったコネクションから、映画をはじめ飲食店のビジュアルや芸能関係のグッズも手がけました。現在はグループ展示のキュレーターなど、まさにジャンル関係なくいろいろなアプローチからデザインに携わっています。
 
僕にとってデザインは仕事ですが、趣味でもある。でも、オーダーをしてくれる人、見てくれる人、使ってくれる人がいて初めて成り立つものなので、自分のためではなく誰かのためのものだと思っています。自分とたくさんの人を繋げてくれる仕事で、もっともっと世界を広げていきたいです。
 

(取材:2023年3月)
※所属や職種名などは取材当時のものです。

 

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デザイン・造形学科
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