卒業生を紹介

職種:ファッションリポーター
2013年3月 卒業 ►国際ファッション文化学科可能な限り足を運び 自分の目で見るというポリシー
国内外のファッションニュースを発信する「WWDJAPAN」の編集部を経て、現在はフリーのファッションリポーターとして活動しています。ファッションに関わるいろいろなことに幅広く携わっていますが、軸にしているのはエディター・ライターの仕事です。ファッションイベントや最新のコレクション、デザイナーの来日などを取材し、それをファッション誌やファッションニュースサイトの記事にしています。ブランドが発信したいことを、世の中にわかりやすく伝えるのが私の役目だと考え、名刺の肩書きには「ファッションリポーター」を選びました。
この仕事をする上で大切にしているのは、できるだけ現場に行くこと。日々たくさんの展示会がありますが、可能な限り足を運び、自分の目で見て、直接話を聞き、感じたことを文章にしていく。それが私のポリシーです。国内外を問わず、気鋭の若手デザイナーを取材する機会も多く、「記事のおかげでたくさんの方にブランドを知っていただくことができました」と喜んでもらえると、ブランドの成長を感じられて私も嬉しくなります。
きっかけはBUNKAでの留学経験
この道を選ぶきっかけになったのは、BUNKAの2年次に留学したニューヨーク州立ファッション工科大学での経験でした。もともと舞台衣装のデザインに興味を持っていたのですが、現地で募集していたインターンシップでニューヨークファッションウィークに携わる中で、ファッションを見ること・伝えることの重要性を知り、服をつくる側ではない方向への視野が広がりました。そして、自分の適性と本当にやりたいことについて考えるようになり、帰国後はプロデューサー・ジャーナリストコースへ。この仕事に必要な知識やスキルを学び、卒業後は「WWDJAPAN」で編集や記者としての経験を積み、2021年フリーランスとして独立、現在に至ります。
ブランドやデザイナーの想いを 言葉にして世の中に伝える
最近ではブランドのPRやコンサルティングのほか、BUNKAでの非常勤講師など、エディター・ライターとしての仕事以外にもファッションへの関わり方が増えてきました。けれど、ファッションリポーターという肩書きに込めた気持ちを忘れずに、これからもたくさんのブランドの想いを伝えていきたいと思います。
(取材:2023年3月)
※所属や職種名などは取材当時のものです。