卒業生を紹介

保護中: 職種:総合職(販売)
2019年年3月 卒業 ►ファッション社会学科BUNKAに通ったからこそ発見できたドレスウェア
メンズのドレスウェアを主に扱う「ビームス F」の原宿店に勤めています。好きな服装の中心はクラシカルなスーツ。スーツは時代によってさまざまなスタイルがありますが、華やかで開放的な印象の 1970年代のスタイルがいまの気分です。
ドレスウェアに目覚めたきっかけは、BUNKAの1年生のとき。古着好きのクラスメイトと一緒に行った古着屋で、クラシックな服に出会いました。ファッション好きが集うBUNKAに通ったからこそ発見できたことのひとつです。将来の仕事を意識し始めた頃に、ビームスでこうした服を取り扱っていることを知りました。当時はイタリアのメンズウェアが流行していて、世界的に有名なイタリアのメンズ展示会「ピッティ・ウォモ」でのお洒落スナップがWebの人気コンテンツでした。そのスナップでずらりと顔を揃えていたのがビームスのスタッフたち。日本勢ではダントツのカッコ良さでした。
「ビームスで働きたい」という想いがつのり、在学中は基本の接客を経験するためスーツの量販店でアルバイトに励みました。そこで接客にのめり込んだことが、卒業後の職種として販売を選んだ大きな理由です。ビームスの入社試験では4回の面接がありましたが、毎回違うスーツを着ていきました。その熱意や販売経験が伝わったのか、憧れのビームスに入社することができました。実はもうひとつ受かったポイントがあると考えていまして、それはメンズドレスウェア志望の学生が少なかったこと。若者には馴染みの薄いジャンルですので、自分は貴重な人材と思われたのかもしれません。
接客を通じて ドレスウェアの楽しさを広める
ビジネスパーソンもカジュアルな装いが増えたいま、ドレスウェアは放っておくと廃れると言われています。自分の役割は接客を通じてその楽しさを広めること、そして次世代にファッションの魅力を伝えることです。自身のインスタグラムで着こなしを投稿したり、ファッションメディアの記事に登場したりと、店頭に立つ以外にも積極的に活動を行っています。インスタグラムのフォロワー数は2万人を超えました。「店に行きたい」とコメントされたお客さまにご返信してご来店いただくこともあります。実際に会いに行ける販売員だからこそ、興味を持ってもらえることもあるでしょう。
最近は自分よりさらに若い世代のお客さまが服装の相談に来てくれます。そんな方々が会うたびお洒落になっていき、話が盛り上がるのが嬉しくて。クラシックな服のファンが増えたことを実感できる瞬間です。こうした日々の積み重ねが目に見えて成果になり、お客さまに喜んでいただけたことをダイレクトに感じられるのが、この仕事の醍醐味だと思います。
My Work Style
お客さまが“ 一番カッコ良くなれるファッション” をご提案するために
店舗での勤務のほか、アイテムの企画・バイイングにも携わっています。このソックスもそのひとつ。BEAMS のどのレーベルにも属さない雰囲気に惹かれました。初めて新規ブランドの仕入れに携わった、思い入れのあるアイテムです。ドレスウェアを軸にしながらも、モード・カジュアルなど幅広い角度からファッションのご提案をしていきたいです。
Instagram
(取材:2025年3月)