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保護中: 職種:ウェディングプランナー
2020年3月 卒業 ►国際文化・観光学科物事を多角的な視点で捉える発想力が必要な仕事
ウェディングプランナーの仕事は、結婚式をプロデュースすることです。チャペルを持つ埼玉グランドホテル深谷で、婚礼部のスタッフとして働いています。日々の主な仕事は挙式のご相談にいらっしゃったお客さまのご希望を伺い、最適なプランを計画してご提案すること。その段取りから式当日の進行まですべてを担当するのが私たちの役割です。
結婚式には新郎新婦のご両親、ご親戚、ご友人、仕事関係者など、世代も立場も異なる方々がご列席されます。プランナーは、この場にいる全員に楽しんでいただくプランを練っていきます。結婚式への想いや好みは人それぞれ。物事を多角的な視点で捉える発想力が必要な仕事です。
BUNKAで芽生えた「お客さまと関わる仕事をしたい」という気持ち
この仕事には、BUNKAでの学生生活が役立っていると感じます。国際文化・観光学科のクラスメイトは国際色豊かでした。生まれ育った国や地域が違うとカルチャーも異なります。「こんな人がいるのか、こんな考え方をするのか」と自分との違いを知り、多様性を楽しく思うようになりました。いま思うと、この環境によって柔軟な考え方が身につき、社会人に必要な対応力が養えたのかもしれません。BUNKAでは先生方を含め、本当に個性的な人と出会えました。さまざまな価値観を認めてくれる学校で、ここで過ごすうちに「お客さまと関わる仕事をしたい」という将来を考え始めました。まずはホテルスタッフを考えていましたが、よりお客さまとの距離が近く、長い期間関わることができるウェディングプランナーを志望するようになりました。
「お客さまの希望を どうかたちにできるか」を考えて
私は挙式のプランを決めるとき、ご来館いただいた新郎新婦と最初に3時間、長いときは6時間ほど向き合い、お話を伺います。お二人の人生を知ることがプランに欠かせないと思うからです。その後も何度も打ち合わせを重ね、平均して3ヶ月ほどで式に至ります。「お客さまの希望をどうかたちにできるか」を考えることが、この仕事の面白さのひとつ。ただ、そう思えるのは私だけの力によるものではありません。式を一緒に行う同僚やパートナー企業など、信頼できる仲間がいるからこそ、自信を持ってプランをご提案できるのです。そうして迎える本番の式が仕事の集大成であり、ウェディングプランナーの醍醐味です。ときには披露宴の最後に、ご家族や参列された方々への謝辞とともに、私の名前を読み上げていただけることも。家族の一員のように思っていただいたことを伝えられた瞬間に、「この仕事をやっててよかった!」と感動が押し寄せてきます。
My Work Style
挙式後のお二人の人生まで考える仕事
チャペルには、式を挙げた方々のお名前と挙式日が刻まれたメモリアルプレートと、式中にご署名をしていただくメモリアルブックを永久保存しています。メモリアルブックは式の後もご記入いただけるので、何度もチャペルにお越しくださる方もたくさんいらっしゃいます。当日の思い出で盛り上がったり、その後のお二人のお話しを聞けたり、そして新しいご家族であるお子さまにお会いできることも。
(取材:2025年3月)