時代とともに変化するファッションは、社会を映す鏡とも言われます。ファッションについて勉強すると、様々な分野で役立つ知識とセンスを養うことができます。うまく活用すれば互いをより円滑に理解できるファッションは、ある意味コミュニケーションとほぼイコールな存在と考えてもいいでしょう。そもそもファッションは、政治、経済、文化、歴史など社会のあらゆる場面に密接に関わっています。ファッションを学ぶことは、人間と社会のあり方そのものについて理解するための大きなヒントにもなるでしょう。
デザインには2つの要素があります。1つは技術的な要素、もう1つは感性です。機能的、理論的なだけのデザインなら単にコンピュータで最適解を求めて設計すれば終わりです。しかし、それではココロに響くクリエイティブなデザインにはなりません。アイデアを引き出すきっかけとなるのが、日々の生活での「違和感」。居心地が悪い、使いにくい、嫌い、といった違和感に対して、どこが気になるのかじっくり向かい合い、感じることが新たな発想を生み出すきっかけとなります。