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【建築・インテリア学科】種田元晴准教授による連載「再発見、杉山雅則が残した建築の美学」が『BUNGA NET』でスタート

update 2025.05.01

 
建築・インテリア学科の種田 元晴准教授による連載「再発見、杉山雅則が残した建築の美学」が建築ネットマガジン『BUNGA NET』で始まりました。
同連載は、大正末期から高度経済成長期にかけて活躍した建築家 杉山雅則の評伝です。彼が所属した㈱三菱地所設計(当時は三菱地所)全面協力のもと、種田准教授が取材・検証を重ね執筆した記事が約2年にわたり連載予定です。
 
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種田准教授より
 

杉山雅則は、自作を雑誌に披露したり言説を書籍にまとめるなどといった作家的な発信活動はほとんどみられず、それゆえに謎が多い建築家です。かろうじて戦中の雑誌で、設計競技に個人で入賞していたり、論考を寄稿するなど、作家としての活動を試みた片鱗が垣間見えます。このあたりをヒントに、少しずつ掘り下げながらその謎多き建築家像の魅力を紐解いていきたいと思います。
 
 
杉山の手掛けた建築のひとつに文化服装学院円型校舎(1955年)があります。残念ながら現存はしていませんが、現在同じ場所に建つ文化学園A・B・C館は杉山魂を引き継ぐ、㈱三菱地所の設計部門(現・三菱地所設計)の方々による設計なんですよ。

 

左:落成当時の文化服装学院円型校舎とその周辺/右:現在の文化学園A・B・C館
 
 

【種田元晴准教授プロフィール】
法政大学大学院工学研究科博士後期課程修了。博士(工学)、一級建築士。建築史・意匠・図形科学を専門に、昭和初期日本の建築家群像について研究。「建築・インテリア史C」「デザインスタジオⅠ・Ⅱ」等を担当。
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種田元晴准教授|夢ナビ講義動画「味わうものとしての建築 ー建築グルメのすすめー」
講義の中で杉山雅則が手掛けた文化服装学院円型校舎を取り上げています。