卒業生を紹介
職種:客室乗務員
2020年3月 ►国際文化・観光学科お客さまがリラックスして過ごせるように
国内線のほか月に3回ほど国際線に乗務しており、ロサンゼルスやジャカルタ、フランクフルトなど行き先は様々。常に新鮮な気持ちで仕事に臨んでいます。
お客様のサポートだけでなく、危険物がないかなどの安全確認も、保安要員としての私たちの仕事です。常に緊張感のある現場ですが、お客さまがリラックスして過ごすことができ、「ありがとう」という感謝の言葉をかけていただくことに喜びややりがいを感じます。
客室乗務員をめざしたのは就職活動が始まってから
客室乗務員としての進路を考え始めたのは大学3年次の終わり頃です。既に就職活動は本格化している時期でしたが、元客室乗務員の先生の授業を受けているうちに少しずつ興味が湧いて、思い切って挑戦することに。それからは、エアライン業界に精通した先生に面接の練習をしていただいたり、英語で作成したレジュメをネイティブスピーカーの先生に見ていただいたりと、多くの先生にサポートしていただきました。特に英語は、話す・読む・聴く・書く分野のそれぞれ専門の先生から学べたこと、語学系のゼミでマンツーマンの指導をしていいただいたことが大きかったと思います。
BUNKAでの4年間が、今の仕事につながっている
私がBUNKAの4年間で経験したことはどれも興味深く、客室乗務員の仕事に生きているのを実感します。
授業で取り組んだ「プロジェクトセミナー」もそのひとつ。このプロジェクトは「観光」という視点で地域を盛り上げるプランを考えるのですが、それまでの私の「観光」は、自分が行って楽しむ側。このプロジェクトで初めて受け入れる側に立ったことで「観光地」には名所だけではなく、来てくれる人を思いやるホスピタリティの心が必要なこと、訪れる側と迎える側、互いにさまざまな価値観が存在することにも気づかされました。
また、留学生の多い国際文化・観光学科は小さな国際交流の場です。さまざまな文化やバックグランドの人たちが集まっていて、ときには仲間内で衝突が起きることもありました。そんな中、常に私が心がけていたのはどんなときも平和な気持ちでいること。それは、お客さまの安全を守るという、今の仕事にも繋がっています。
会社のフロントラインで、責任ある行動をとるために
国際線でサポートをさせていただくお客さまの国籍や価値観は実に多様で、機内はまさに世界の縮図です。会社のフロントラインに立って社会と繋がっている私たちは、マナーはもちろんのこと、責任ある行動が求められます。自身の置かれている立場を意識し、誰もが平穏に、そして安心して過ごせる環境づくりに努めて、これからも仕事をしていきたいと思っています。
(取材:2023年3月)
※所属や職種名などは取材当時のものです。