【教員メッセージ】服装学部
update 2020.06.13
「つくる」クリエイション分野と「考える」社会学分野から
ファッションを学ぶ服装学部。
それぞれの学科がめざす、人材育成のかたちとは。
中西 教夫 教授
なかにし・のりお
近畿大学理工学部卒業、文化服装学院アパレルデザイン科卒業後に渡仏。パリのKenzo passiflore社にてKenzo femme, Kenzo jeansのデザインを担当後、イタリアで自身のブランドを展開。2015年4月から現職。
ファッション業界の新しい時代に備えた
プロフェッショナルな人材の育成をめざします。
ファッション=服という従来の考え方だけではなく、ファッション全体のフィールドが拡大し続ける現在、従来のアパレル業態は次第に勢力を弱めています。しかし、Eコマースやオーダーメイドなど、サービスやリアルタイムな情報と商品をあわせて提供する新しいプラットフォームを有するアパレルも台頭してきています。これを踏まえ、本学科では、専門分野に絞り込む学びはもちろん、次世代のファッション全般において、自由な創造力と高い総合力を身につけたプロフェッショナルな人材を育てていきたいと考えています。
>学び方と未来が自由に選べる!
横断型履修システムで多彩な未来を切り拓く3つのフィールド
才能と個性を発揮するためには、
「ファッションが好き」かどうかが重要です。
ファッションクリエイション学科で学ぶ際に一番重要なことは、「ファッションが好き」であることです。知識と技術が必要な領域ですから、センス(感覚)だけではどうしても乗り越えられない壁もあるでしょう。そんな時、諦めずに継続し壁を乗り越えていくには「ファッションが好き」かどうかに隠されていると思うのです。壁を乗り越えて身につけた知識と技術は、自身の「才能」を生かすための手段となり、また自身の「個性」を見つけ出す鍵となるでしょう。多様化するファッションの世界で活躍するために、自分だけの「才能」と「個性」を発揮できる力を身につけてほしいと願っています。
>服づくりの学びの成果をカタチに!
創造性と協調性を育む人間形成を目的とした独自の教育、ファッションショー
北方 晴子 教授
きたかた・はるこ
放送大学大学院 文化科学研究科 文化科学専攻 修士課程修了。修士(文化情報科学)。文化女子大学(現:文化学園大学)家政学部卒業後、メンズアパレル企業に勤務。本学助手、専任講師、准教授を経て現職。
身につけた学問を社会に繋げ、
新しい可能性を提案、実行するために。
社会環境が日々変化していく近年は、ファッションと関係ないと思われていた分野においてもその知識が求められることや、専門外と思われてきた人たちがファッション分野に進出してきている、という現状が見られるようになってきました。一口にファッションといっても、服だけでなくライフスタイル全般をとらえる現象も増えています。ファッション社会学科では、身につけた学問的な知見をどのように社会に繋げていくか、その発想や知識、そして実践を1年次から4年次まで継続して行っています。
>ファッション産業界にとどまらない!
幅広い業界での活躍を視野に入れた7つの領域とゼミナール
ファッション社会学科がめざす
人材育成のかたち。
ファッション社会学科には、大きくは二つの人材育成目標があります。一つ目は「ファッションを取り巻く環境を知り、多様化する社会の需要に応えられる人材」、二つ目は「ファッションの新しい可能性を提案できる人材」。ファッションを軸に、さまざまな科目を通して将来のビジョンと可能性を探るのが本学科です。狭義としてではなく、広義としてファッションを捉え、日々変化する社会に対応できる学生を育てたいと考えています。自らが考え、行動し、挑戦する意欲のある皆さんをお待ちしています。
>ファッションの付加価値を様々な分野に生かす!
多様化する、卒業生の就職先