BUNKAの教育がよくわかるスペシャルコンテンツ
update 2020.04.02
2024/11/12 更新
教員の研究を紹介する連載
BUNKA RESEARCH
「新しい美と文化の創造」を建学の精神に、これからの社会と文化を築いていく担い手を育てる文化学園大学で、教員はどのような研究を行っているのか? 教員の研究・教育活動について、連載形式で紹介します。
亀谷准教授が研究するテーマのひとつが、ハードな現場で働く人のワークウェア。主な対象は救急隊員のユニフォーム。人の命を救う彼らがより活動しやすく美しい服を着たら、働くモチベーションはさらに高まるはず。ファッションのスペシャリストが集う文化学園大学において、まだ研究が進んでいない新ジャンルに切り込むイノベーターの服作りとは?
流行とは人々が暮らす社会全体の動きそのもの。映画やドラマに登場した服が話題になったり、インフルエンサーが推すアイテムが売れるのも「社会」があるからこそ。そんなファッションの仕組みを探究する田中里尚教授は、日本近現代メディア史、服装文化史、服装思想史を軸に「ファッション社会学」として独自の研究を進める。
アパレルメーカーにも専門担当者がいるほど、服づくりにおいて特殊な技能と知識が求められるニットや刺繍。手仕事に匹敵する美しい作品をマシンメイドで生み出し、世の多くの人に届ける未来を思い描く若月宣行先生の研究は、循環型のサステナブルなファッション産業にも明るい未来をもたらすか。
「クリエイティブなファッションを学びたい」、そう望む学生が絶大な信頼を寄せる鎌倉明香助教。日本での徹底した技術力とイギリス仕込みの発想力、それらを併せ持った、服の本質に迫るクリエイティブパーソン。身体と衣服の間にある空間の考察から始まった研究は、現在では20世紀以降の建築、芸術、ファッションデザインにみられる“白の象徴性”をテーマとする研究へと深化している。
ファッション業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)分野への注目が集まる中、2018年にスタートした造形学部と国際文化学部の異分野の教員による、「デジタルとファッション」を軸にした共同研究が、ファッションと新しい教育の未来を探る。
教員メッセージ
それぞれの学科がめざす、人材育成のかたち。
「ファッションだけでなく、デザイン、建築、観光と教育の領域が広がるBUNKA。
次世代の「文化」の創造をめざすその独自の教育理念は、教員も学生も互いに影響や刺激を受ける、まさに「ここにしかない」環境を形づくっています。
そんな個性ある学科の教員が、本学をめざす高校生へメッセージをお届けします。
企業×大学 スペシャル対談
ラフォーレ原宿×ファッション社会学科
ファッションの意味が多様化している現在、その担い手に求められるものとは?
日本有数の最先端ファッションと文化の発信拠点、「ラフォーレ原宿」の荒川信雄社長と
ファッション社会学科の金川孝義教授に、その思いを聞きました。
異分野教員対談
ファッションという枠をこえて。
文化学園大学が教育研究の対象としているのはファッションだけではありません。
ファッションを、社会や生活の質の向上に役立てていくこと。
それは人々の生き方、価値観、ライフスタイルと密接に関わる「文化」の創造に繋がると考え、
造形、建築、観光などの領域に教育の裾野は広がっています。
“ファッション” の意味が広がる時代だからこそ、できることがある。