生活環境学研究科

  • 被服学専攻
    (博士前期課程)
  • 生活環境学専攻
    (修士課程)
  • 被服環境学専攻
    (博士後期課程)

生活環境学専攻(修士課程)

人間を取り巻く環境のあり方を生活造形や住環境の視点から研究する生活環境学専攻においては、「デザイン・造形学専修」と「建築・インテリア学専修」の2つの専修が設けられています。
「デザイン・造形学専修」では、メディア、工芸に関する理論と考察を深め、制作物等を完成させます。「建築・インテリア学専修」では、建築やインテリア空間の計画に関する理論と考察を深め、論文等を完成させます。
いずれも今日の生活環境の中の人間と造形物や生活空間との調和ある関係を追究し、あらたな視点と発想による提案を行うなど、未来の社会を担うスペシャリストを目指し研究活動を推進しています。

修了要件

本大学院の修士課程に2年以上在学し、所定の科目について30単位以上を修得し、かつ、必要な研究指導を受け修士論文又は修了作品の審査及び最終試験に合格した者を、修士課程の修了者とする。

生活環境学研究科 開講科目

専修

デザイン・造形学専修

デザイン・造形学専修では、メディア、工芸に関する理論と考察を深め、制作物等を完成させます。
領域としては以下の2つの柱があります。社会や文化の研究を背景に書籍や映像メディアを使い、その世界観を作品として発信する「メディア領域」、金属素材などを基本に表現技術を研究し、創造力を発揮してオリジナリティの高い作品を制作する「工芸領域」。いずれも修了時には研究の成果を修了制作として展示、発表を行います。
学生各自が今日の人間生活の中の課題を考察する中から、新しいライフスタイルの提案を行い、社会の要請に基づいた研究活動を展開しています。

担当教員

修士論文テーマ例

  • 中国道教文化を含むアニメーションキャラクターのデザインに関する研究
  • 静止画像と動画映像の同時投影による視覚効果の研究
  • "癒し"を与える金属作品の提案 - 手をモチーフにした作品 -
  • 女子学生の制服の歴史的変化に関するビジュアル本の制作
  • ラジオのある生活 - 深夜放送からみるリスナーコミュニティー
  • 不条理映画の撮影技術に関する研究
  • 銅打ち出し面の制作 - 東京に生きる文化 -

建築・インテリア学専修

人間を取り巻く生活環境のあり方を住まう環境から考究し、今日的課題に対して、人間と建築・インテリア空間の調和ある関係を、生活者の視点に立って計画、提案することができる人材育成を目指しています。本専修では、「住環境デザイン特論」を柱にして、講義と演習を配置し、住宅を中心とする身近な住環境について、歴史・社会・文化・心理・行動・感性の諸側面から理解し、計画の理論と方法について学修します。さらに、現代における住環境のあり様を多角的な視点をもって考究するため、現代社会の要請に基づいた建築・インテリア領域の課題について学際的な研究活動を展開しています。

担当教員

修士論文テーマ

<2024年度>

  • 都市におけるエッジ空間の癒し効果に関する研究
  • 高齢者と留学生の「互助コミュニティ」を醸成する集住環境の研究 -異世代居住・異文化交流による相互扶助の可能性について-
  • 災害時に防災拠点へ変容する技術伝承美術館 -左官職人挾土秀平の思いと技術を未来へ-
  • 地域文化を取り込んだ地域活動空間に関する研究 -瀬戸内海本島における猫と地域文化を融合した建築計画-

<2023年度>

  • 黒姫山麓に位する山荘建築の空間構成に関する研究
  • 日本のロールプレイングゲームにおける空間表現の変遷に関する研究
  • 建築空間表現における言葉の役割に関する研究
  • 駅空間における利用者の不安感に関する調査研究
  • 自然と共生するワークプレイスに関する研究 -公園で働くUber Workplaceの提案-
  • 都市部に立地する低所得者のための狭小住宅プランの提案
  • 植物の遷移特性を用いる建築の成長計画